詭弁的精神の系譜 : 芥川、荷風、太宰、保田らの文学的更生術

書誌事項

詭弁的精神の系譜 : 芥川、荷風、太宰、保田らの文学的更生術

高橋勇夫著

彩流社, 2007.12

タイトル別名

詭弁的精神の系譜 : 芥川荷風太宰保田らの文学的更生術

タイトル読み

キベンテキ セイシン ノ ケイフ : アクタガワ カフウ ダザイ ヤスダ ラ ノ ブンガクテキ コウセイジュツ

注記

文献あり

内容説明・目次

内容説明

芥川龍之介からノーマン・メイラーまで。ポストモダンな「軽薄」に抗い、根拠なき時代の、性急なる「根拠」にも抗う、「詭弁」という文学的更生術の系譜。

目次

  • 1 詭弁的精神の系譜(帰属と彷徨—芥川龍之介論;クラッシック荷風—ある詭弁的精神;或る顔の帰還—太宰治『人間失格』論;昭和十年前後「日本主義」形成期素描のためのノート;更生術としての頽廃—保田與重郎と現代)
  • 2 アメリカの苦闘(ロビンソン・クルーソーのために—ピンチョン、ベロー、メイラー;正義の挫折—ヴェトナム戦争とアメリカ;言語の再建—アメリカ文学批評の現代的様相)
  • 3 文学の難所—現在(文学の難所—村上春樹・柄谷行人・加藤典洋;文学は事件に拮抗し得るか?—「大震災」と「オウム」の衝撃;断たれた回路—新しい「在日」世代の方法;「文学嫌い」と「読み巧者」—批評の空洞化)

「BOOKデータベース」 より

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