Bibliographic Information

片想い百人一首

安野光雅著

(ちくま文庫, [あ-19-2])

筑摩書房, 2007.12

Title Transcription

カタオモイ ヒャクニン イッシュ

Available at  / 23 libraries

Note

2000年12月筑摩書房 刊

シリーズ番号はブックジャケットによる

Description and Table of Contents

Description

百人一首の盛んな津和野に生まれ育った著者の、情感あふれる本歌取り百首とそれにまつわるエッセイ。上の句が「問い」なら、下の句は「答え」。現代の「問い」に対して、王朝の人々に「答え」をもらう本歌取りは、いつも一方通行の「片想い」だが、時間を越えて心が通じ合う楽しさがある。いつのまにか不思議と本歌にもなじみ、あなたも百人一首の達人に。アンノ流百人一首の楽しみ方。

Table of Contents

  • 歌かなし終戦の夜は歩哨にてわがころもでは露にぬれつつ
  • 秋の田のかりほの庵のとまをあらみわがころもでは露にぬれつつ
  • 小春日に乙女の色のひるがへりころもほすてふ天のかぐ山
  • 春すぎて夏来にけらし白妙のころもほすてふ天のかぐ山
  • 旅の宿窓うつ氷雨行く秋のながながし夜をひとりかも寝む
  • あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
  • 伏流の神酒たてまつる大観の富士の高嶺に雪は降りつつ
  • 田子の浦に打出てみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ
  • 村祭りはじめて紅をさす子らの声聞く時ぞ秋はかなしき
  • 奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき〔ほか〕

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Details

  • NCID
    BA84107066
  • ISBN
    • 9784480424020
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    332p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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