十三湖のばば
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書誌事項
十三湖のばば
(読み聞かせの本シリーズ, 第2巻)
らくだ出版, 2004.6
- タイトル読み
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ジュウサンコ ノ ババ
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注記
奥付に「1974年7月に偕成社にて出版されたもの」とあり
内容説明・目次
内容説明
「十三湖のばば」は、1974年に(株)偕成社から出版され、たいへん高い評価を得るとともに広く購読された名作です。青森県の津軽半島にある十三湖が舞台です。腰切り田といわれる深い泥田に生きるばばは、男5人、女6人、計11人の子を設けるものの、赤児が溝に沈んで、長女が田んぼで、次男が水車で、夫も不慮の事故で、長男も戦争で次々と死にます。直面する死を克明に描くことで、大正から昭和の時代の津軽を直視します。1925年に青森に生まれた著者は、自身の体験と事実を取材することで、ばばの津軽弁を通して、読者に真実を語ります。今、飽食の時代、グルメの時代であればこそ、わずか三世代前に、現に日本にあった事実をキッチリと受けとめたいものです。
「BOOKデータベース」 より