書誌事項

宇治拾遺物語 ; 古事談 . 十訓抄

[源顕兼撰] .

(國史大系 / 黒板勝美編輯, 第18卷)

吉川弘文館, 2007.6

新訂増補, オンデマンド版

タイトル読み

ウジ シュウイ モノガタリ ; コジダン . ジッキンショウ

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注記

平成12年5月発行の新装版(初版は昭和7年10月発行)のオンデマンド版

内容説明・目次

内容説明

宇治拾遺物語…鎌倉初期には今昔物語集に倣ってできた説話集。作者、成立について詳しいことはわかっていない。十五巻。百九十七話。分類を施されていない。庶民生活を反映した奇譚異事、滑稽譚が多いが、文体は平安文学の文章に近く、今昔物語集に比べると遙かに洗練されているといえよう。芥川龍之介「地獄変」はこれに取材したものである。底本の万治二年絵入刊本を用いる。近時、古本系の本文が調査され、前記流布本系の本文との関係があらためて採り上げられはじめている。古事談…鎌倉初期の説話集。六巻。源顕兼撰と伝えられる。王道后宮・臣節・僧行・勇士・神社仏寺及び亭宅諸道に分類している。文体も仮名混りあり漢文ありで雑然としており、内容も雑多で編者の手が余り加えられていないが、臣節篇の頼長・忠通ら摂関大臣の記事、勇士篇にみられる満仲・将門・純友・頼義・義家らに関する記述など、それぞれ片々としたなかにも貴重な史料を提供するものが多い。底本に丹鶴叢書本を用いる。近時、説話集の刊行が多いが、この大系以外に現行叢書に収められていない貴重なもの。十訓抄 附異本十訓抄…鎌倉中期の説話集。三巻。六波羅二臈衛門入道撰ともいわれる。建久四年(一二五二)の成立。中国・インドの説話をも収めた少年のための教訓書。書名からもわかるように、二百八十二話を十の教訓的篇目に分類している。底本には享保六年絵入刊本ぐ角いた。異本の底本には東大国文研究室本ぐ角いているが、残念なことに第七篇と第十篇後半とを欠いている。目次で流布本・異本の説話が相互に対照できるようになっている

目次

  • 宇治拾遺物語
  • 古事談
  • 十訓抄—附・異本十訓抄

「BOOKデータベース」 より

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  • 國史大系

    黒板勝美編輯

    吉川弘文館 2007.6- 新訂増補, オンデマンド版

    月報 付異本公卿補任

    所蔵館10館

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