Bibliographic Information

むかでろりん

遠藤徹著

集英社, 2007.11

Other Title

Mukaderorin

Title Transcription

ムカデロリン

Available at  / 8 libraries

Contents of Works

  • 鬼を撃つ
  • Meet is murder = ミート イズ マーダー
  • ピノコな愛
  • 八つ裂けの妻
  • 肝だめ死
  • もうどうにもとまらない
  • 子供は窓から投げ捨てよ
  • トワイライト・ゾーンビ

Description and Table of Contents

Description

でろでろぽん。でろでろぽん。隆が暮らす麹町の人々が「結節器」で繋がるにつれ、その音は大きく響いてくる。巨大な毒蜘蛛となってこの麹町へ攻撃してきた扇町の連中に対して、大ムカデとなって反撃するためだった。隆の住む世界では、人は臍に「結節器」という「数世代前に後天的に獲得された大脳皮質直系の連結機関」を持つようになっていた。町が攻撃された時は、「結節器」で近くの人々と繋がる事で強力な巨大生物と化す事が出来るのである。しかし「単なる接続機能のための付加的器官に過ぎず、如何なる生理反応とも無縁である」はずの「結節器」の出し入れに、最近隆は快感を覚えるようになっていたのだった。表題作を含む、全九篇の傑作短篇集。

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BA8429206X
  • ISBN
    • 9784087748987
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    293p
  • Size
    19cm
  • Classification
Page Top