魔物
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魔物
角川書店 , 角川グループパブリッシング(発売), 2007.11
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マモノ
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注記
大橋文芸企画の配信により『北羽新報』(平成17年1月14日-平成18年3月11日),『上毛新聞』,『南日本新聞』(夕刊),『福井新聞』,『新潟日報』,『いわき民報』,『東愛知新聞』,『奈良新聞』,『デーリー東北』.『釧路新聞』に順次連載されたもの
参考文献: 巻末
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784048737678
内容説明
北海道の麻薬取締官・大塚に、ロシアと地元やくざとの麻薬取引の情報が入る。現場を押さえるため万全の態勢で臨む大塚。だが、ブツは押収したものの、麻薬の運び屋であるロシア人を取り逃がしてしまう。ロシア人は、銃撃による重傷を負いながらも、警官数名を素手で殺害し、町へ消えてしまった。あり得ない現実に、新種の薬物を摂取している可能性が考えられたが、犯人は逃走する際に一枚の絵を大事に抱えていたという。この絵は一体何なのか?大塚はロシア人ホステス・ジャンナの力を借り、それがロシアの教会で百年にわたり封印されていたイコンであることを知る…。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784048737685
内容説明
イコンに描かれていたのは聖人“カシアン”。だが、カシアンは聖人に列せられながらも、心に強い憎しみを秘める人間に取り憑き、その者の欲望を満たす力を与える魔物だと信じられているという。その伝説ゆえ、長きにわたって封じられていたのだ。超人的な逃走を続けるロシア人との奇妙な符合に不安を覚えながら、ついに犯人を追い詰める大塚だが、同僚を殺され、自らも重傷を負ってしまう。犯人は一体、何者なのか?大塚は、命をかけて真実を突き止める決意を固め、心の奥底に澱んでいた過去の傷と向き合いながら、行方を追う。向かった先は東京、憎しみ渦巻く魔物の理想郷へ—。
「BOOKデータベース」 より