家で病気を治した時代 : 昭和の家庭看護
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書誌事項
家で病気を治した時代 : 昭和の家庭看護
(百の知恵双書, 015)
農山漁村文化協会, 2008.2
- タイトル読み
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イエ デ ビョウキ オ ナオシタ ジダイ : ショウワ ノ カテイ カンゴ
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注記
参考文献・引用文献: p166-167
百の知恵双書015たあとる通信: p169-174
収録内容
- 都市にみる家庭看護の最盛期 / 小泉和子著
- 農村に多い病気と治療 / 里村洋子著
- 出産 : 妊娠から産湯まで / 門松由紀子著
- 助産師と消えゆく自宅分娩 / 門松由紀子著
- 「国民病」と呼ばれた結核 / 雪朱里著
- 猛威をふるった急性伝染病 / 雪朱里著
- 派出看護婦と保健婦 / 佐野和子著
- 按摩と鍼灸師 / 長井亜弓著
内容説明・目次
内容説明
昭和戦前期はもっとも家庭看護の発達した時代だった。氷枕、氷嚢、体温計、吸入器、浣腸器は多くの家庭にあった。切り傷にドクダミ、腫れ物にツワブキ…民間療法の知識も豊富だった。ひとたび家族のだれかが病気になれば家族が力を合わせて看病し、病気と闘った。産婆も町医者も按摩も鍼灸師もそれを助けた。家のなかで人の生死に向き合うことでいのちの尊さとそれを守ることの難しさを痛感した時代であった。医療の充実を願うことは病気を医者まかせにすることではない。病気も生も死も自分のこととして立ち向かった時代から学ぶものは何か。
目次
- 第1章 家で病気を治した時代—都市と農村にみる家庭看護(都市にみる家庭看護の最盛期;農村に多い病気と治療)
- 第2章 変わりゆくお産のかたち(出産—妊娠から産湯まで;助産師と消えゆく自宅分娩)
- 第3章 怖れられた病気—結核と急性伝染病(「国民病」と呼ばれた結核;猛威をふるった急性伝染病)
- 第4章 家庭看護と人(派出看護婦と保健婦;按摩と鍼灸師)
「BOOKデータベース」 より