希望の分配メカニズム : パラノイア・ナショナリズム批判
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希望の分配メカニズム : パラノイア・ナショナリズム批判
御茶の水書房, 2008.1
- タイトル別名
-
Against paranoid nationalism : searching for hope in a shrinking society
希望の分配メカニズム : パラノイアナショナリズム批判
- タイトル読み
-
キボウ ノ ブンパイ メカニズム : パラノイア ナショナリズム ヒハン
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内容説明・目次
内容説明
ネオ・リベラリズム時代のいま、社会は希望の公正な分配をどうなしとげるべきか。白豪主義から多文化主義国家へ移行したオーストラリアでの、移民、先住民、難民という存在と国民国家との間の倫理的帰属の問題と、中東、西洋、アジアの状況とも関連した、希望の貧困化という世界的課題を浮かび上がらせる。現代世界を“精神分析”するユニークな社会文明論。
目次
- 第1章 超越的資本主義とパラノイア・ナショナリズムの起源
- 第2章 憂慮することについて—よく管理されたナショナルな抱擁という、失われた技術
- 第3章 境界性障害/境界における秩序—パラノイア・ナショナリズムの想像界
- 第4章 戦時社会
- 第5章 穢れた記憶—オーストラリアにおける移民と植民地責任
- 第6章 グローバル多文化主義の階級的美学
- 第7章 説明嫌悪/同質性嫌悪—「そのときがくれば、わたしたちはみんなハマスになるのです」
- 第8章 生の政治経済学に向けて
- 第9章 結論的寓話—思いやりの贈り物、あるいは横断歩道での倫理
「BOOKデータベース」 より