試みの岸
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書誌事項
試みの岸
(講談社文芸文庫, [おI3])
講談社, 2008.3
- タイトル読み
-
ココロミ ノ キシ
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注記
年譜(山本恵一郎編): p363-375
著書目録: p376-381
「小川国夫全集」第3巻(小沢書店, 1992.1刊)を底本としたもの
収録内容
- 試みの岸
- 黒馬に新しい日を
- 静南村
内容説明・目次
内容説明
馬喰・十吉は、海への憧れを一艘の貨物船に託した。一族の悲劇はそこに始まる。甥の余一は、崖から落ちる十吉の愛馬アオに変身し、港町で従姉・佐枝子が自死したという噂を耳にした。駿河湾西岸地方を舞台に、運命に試される純粋な人間の行為を「光と影」の綾なす世界に、鮮やかに刻印する三部作。力強いデッサンによって、海・波・光など自然の原型を焙りだし、重苦しい生の課題を問う小川文学の達成。
「BOOKデータベース」 より