医者が病院から逃げ出すとき
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書誌事項
医者が病院から逃げ出すとき
(ちくま文庫, [よ-14-2])
筑摩書房, 2008.3
- タイトル読み
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イシャ ガ ビョウイン カラ ニゲダス トキ
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注記
本書は2004年9月、経済界より刊行された「医者にNO!と言うための55の知識」に加筆・改題したもの
巻号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
かつて、国によって「医者余り」が喧伝されたことをご記憶だろうか。そのわずか数年後、厚労省は「医者が足りない」と手の平を返した。この変節はなぜ起きたのか?その元凶は医療政策にある。厚労省がすすめた医療費抑制と医局改革のために、最前線の医者たちが現場から逃げ出したのだ。残された勤務医たちの就労環境は苛烈を極め、いま、日本の病院は崩壊の危機に瀕している—。医学界とのしがらみを捨て去った医学博士が、臨床現場の視点から日本の医療制度の限界を報告する。
目次
- 第1章 果てなく続く病院崩壊(高齢化社会が医療費を押し上げるという嘘;時給二千二百円の外科医 ほか)
- 第2章 病院評価の難しさ(病院がどんどん倒産する;病院の評価はむずかしい ほか)
- 第3章 診察室の算盤勘定(特定検診は医療費を抑制しない;粒子線治療器械の全国での設置 ほか)
- 第4章 医療は健康の敵である?!(健康好きにもほどがある;健康食品は本当に効くのか ほか)
- 第5章 一寸先の医療を考える(いま開業医が考えていること;医局改革は何をもたらしたか ほか)
「BOOKデータベース」 より