書誌事項

恋愛の昭和史

小谷野敦著

(文春文庫, [こ-41-1])

文藝春秋, 2008.3

タイトル読み

レンアイ ノ ショウワシ

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注記

巻号はブックジャケットによる

初出: 「文學界」2003年2月号―2004年7月号

関連年表: p337―343

内容説明・目次

内容説明

恋愛を語らせて肩を並べる者なき評論家が検証する、昭和という時代の恋愛の形。NHKのテレビドラマにおけるヒロインの婚前交渉の問題、恋愛と結婚の啓蒙家としての菊池寛、瀬戸内晴美・渡辺淳一の性愛小説の展開、男の貞操観念、姦通のモラル、学歴と恋愛の相関の崩壊など、恋愛観、結婚観の変化をあらゆる角度から読解。

目次

  • 普遍的現象としての「恋愛」
  • 「家庭小説」とその周辺
  • 「失恋小説」の誕生—久米正雄の『破船』事件
  • 恋愛と結婚の啓蒙家・菊池寛
  • 「遊蕩文学」の巨魁・里見〓(とん)
  • 男の貞操と広津和郎のX子事件
  • 女たち、性を描く—宮本百合子、コロンタイ
  • 「女の一生」小説の誕生—岸田國士、山本有三
  • 作家たちの恋愛と結婚—伊藤整、石坂洋次郎、石川達三
  • ジッド『狭き門』の深く広い影響について—芹沢光治良、福永武彦
  • 戦後における「解放」の嘘—『君の名は』
  • 女の欲望—平林たい子の文学史からの抹消
  • 戦後の石坂洋次郎と石川達三
  • 姦通のモラル—巻正平の敗北
  • 昭和後期性愛小説—瀬戸内晴美、渡辺淳一、立原正秋
  • 学歴と恋愛—学校の恋愛文化
  • 歌謡曲の時代
  • 自由恋愛の中の不自由
  • 近代社会における「愛」の誤用

「BOOKデータベース」 より

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