書誌事項

ブナ林再生の応用生態学

寺澤和彦, 小山浩正編

文一総合出版, 2008.3

タイトル別名

Applied ecology for restoration of beech forests

タイトル読み

ブナリン サイセイ ノ オウヨウ セイタイガク

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注記

欧文タイトルは標題紙裏による

引用文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

北日本を中心に、豊かな生態系と美しい景観を保ってきたブナの森。このブナの森は、かつて広く伐採され、質的にも大きく変わってしまった。しかし近年、その豊かさの再評価が進み、生物多様性保全の重要性が社会的に認知されるようになり、ブナの森の伐採に歯止めがかかったばかりでなく、再生への取り組みが各地で始まっている。こうした取り組みでは、その土地独自の生物多様性への配慮が不可欠になる。科学に裏打ちされた、健全で効率的なブナ林復元に必要な技術、考え方を紹介。

目次

  • 第1部 ブナの種子生産の生態学(ブナにおけるマスティングとその適応的意義—受粉効率仮説と捕食者飽食仮説の検証;ブナにおけるマスティングのメカニズム—開花量の変動と同調のメカニズムの検証;ブナの種子食性昆虫—加害種の生活史と共存機構;ブナの受粉の分子生態学—自家不和合性と近交弱勢)
  • 第2部 ブナの結実予測技術の開発と発展(ブナの豊凶にかかわる要因の探索—マスティング研究と結実予測につながる研究プロローグ;ブナの結実予測技術—その開発と利用;豊凶予測の発展型—どこでもできる予測手法;フェノロジカル・ギャップの発見—開葉のタイミングと稚樹の分布)
  • 第3部 ブナの遺伝的変異とその保全(ブナの分布の地史的変遷—動的にみた北限;ブナの集団の遺伝的変異と遺伝的構造—地史的分布変遷の影響;ブナの環境応答特性の地域変異—光合成機能と葉の形態・構造;ブナの種子貯蔵方法の開発—地元産種苗の安定供給のために)
  • 第4部 ブナの天然林施業と研究(北海道南部におけるブナ林施業の過去・現在・未来;ブナ林の天然更新に関する施業と研究)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA85488941
  • ISBN
    • 9784829910719
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    310p, 図版viiip
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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