「経国済民」の学 : 日本のモラルサイエンス研究ノート
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書誌事項
「経国済民」の学 : 日本のモラルサイエンス研究ノート
麗沢大学出版会 , 廣池学園事業部 (発売), 2008.3
- タイトル別名
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経国済民の学 : 日本のモラルサイエンス研究ノート
- タイトル読み
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ケイコク ザイミン ノ ガク : ニホン ノ モラル サイエンス ケンキュウ ノート
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
日本初の法学者・穂積陳重は、法の進化に取り組み、その弟子・廣池千九郎は、その方法を継承して人類道徳の進化に取り組んだ。そして日本で最初の独自の「道徳科学」(これにモラロジーと命名)を樹立した。二人は渾身の力を揮って、国家の柱ともいえる精神原理を探究した。穂積は「祖先祭祀」の中に、廣池は「古事記」にみる「生成」の精神を「慈悲寛大自己反省」と表現し、それを人類道徳の根幹にみすえた。廣池千九郎の樹立した、日本で最初の総合人間学・モラロジーの独自性と普遍性を探究する。新たなモラルサイエンス構想を展開した、著者渾身の論考。
目次
- 第1章 公共世界を築き上げるもの(モラルサイエンス復活の意味;国家的公共性—愛国心の問題;日本版モラルサイエンス;モラルサイエンスの特色;十九世紀の科学的(進化論的)倫理学衰退の理由;これからのモラルサイエンス)
- 第2章 公共的倫理としての「他者へのケア」(他者のために生きる;廣池千九郎の出発点—歴史的考察と比較的方法;穂積八束との関わり;『伊勢神宮と我国体』;他者中心の「配慮の倫理」へ;公共倫理としての「慈悲寛大自己反省」;公共世界におけるケアの倫理—「かかわり」と「つながり」;「つながり」としてのケア理論)
- 第3章 穂積陳重と廣池千九郎のモラルサイエンス(穂積陳重と「生成」;穂積陳重「法律進化論」の特色;廣池千九郎が穂積陳重から受けた影響;法律の「人類化・世界化」と人類道徳への進化;権利主義法学論の受容の仕方;稿本「法理学講義録」のこと;歴史法学・比較法学;結び)
「BOOKデータベース」 より