労農派マルクス主義 : 理論・ひと・歴史

書誌事項

労農派マルクス主義 : 理論・ひと・歴史

石河康国著

社会評論社, 2008

  • 上巻
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タイトル別名

Rono 1927

労農派マルクス主義 : 理論ひと歴史

タイトル読み

ロウノウハ マルクス シュギ : リロン ヒト レキシ

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注記

労農派マルクス主義関連年表: 下巻p403-414

内容説明・目次

巻冊次

上巻 ISBN 9784784514663

内容説明

労働運動の芽生えと模索、「冬の時代」とサンディカリズム、そして福本イズム、これらを体験してマルクス主義に接近した労農派は、コミンテルンの指導を鵜呑みにはできなかった。現実を直視しながら運動を考える態度が、共同戦線党や民主人民戦線の試みに示される。大正期から現代に至る初の労農派通史の前編。

目次

  • 第1部 労農派の形成(揺籃—明治社会主義;『新社会』・『社会主義研究』の時代;「無産階級運動の方向転換」—第一次日本共産党結党前後;単一無産政党の結成へ)
  • 第2部 『労農』発刊から蹉跌まで(福本イズム批判と『労農』同人の形成;政治的統一戦線の始動;『労農』同人の混乱と再建;変容する無産運動—十五年戦争の開始)
  • 第3部 論争と弾圧(『前進』のころ;日本資本主義論争;ファシズムへの抵抗;人民戦線事件と小括)
  • 第4部 戦後激動期—1945〜51年(敗戦直後の模索;「民主革命」・民主人民戦線;『前進』発刊—「平和革命論」で労農派再結集;「民主化運動」と「山川新党」;再軍備論争と『前進』の廃刊)
巻冊次

下巻 ISBN 9784784514670

内容説明

世界的にも異色といわれた階級的な社会党・総評運動はどう形成され、なぜ後退し解体されたか。55年体制下で、労農派は社会主義協会として、社会党・総評ブロックと社会主義を融合させようと努めた。左社綱領論争、三池闘争、日本的社会主義の錬成、ソ連崩壊と社会党・総評の解体へ。社会党左派の前進と後退の歴史と重ね反省。

目次

  • 第5部 初期社会主義協会(社会主義協会の発足と左派社会党;「左社綱領」論争と高野実;社会党の統一)
  • 第6部 統一社会党の強化へ(統一社会党と五五年体制の出発;山川均亡き協会へ;党再建論争と安保・三池の準備;安保・三池闘争と構造改革論争;協会組織の拡充)
  • 第7部 日本的社会主義の錬成(「社会主義への道」と「協会テーゼ」;活動家の結集;分裂と再建)
  • 第8部 「高成長」の破綻と社会主義協会規制(反転攻勢;高揚と暗転;社会主義協会規制と「参加・介入」論)
  • 第9部 総評・社会党の解体(八〇年代前半の混迷;「護憲派」の反抗、ソ連の崩壊;社会党の解体と協会;これから)

「BOOKデータベース」 より

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