空海の思想的展開の研究
著者
書誌事項
空海の思想的展開の研究
トランスビュー, 2008.2
- タイトル別名
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Studies on the developments of Kūkai's thought
- タイトル読み
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クウカイ ノ シソウテキ テンカイ ノ ケンキュウ
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注記
博士論文 (東京大学, 2006年授与) を加筆・修正したもの
参考文献一覧: 巻末pxvii-xxxix
内容説明・目次
内容説明
平安時代に真言宗を開き密教を大成したとされる宗教史上の巨人・空海。けれども、千年を超える伝説と信仰の厚いヴェールを剥がしてみれば、異なった実相が見えてくる。全著作を同時代の仏教思想と比較して読み解き、その生涯にわたる思索の変容と展開を跡づけた、日本宗教史を書き変える画期的論考。
目次
- 空海の伝記と著作(空海の伝記;奈良仏教・平安初期仏教について;空海の著作について—年代と真偽問題)
- 空海の思想とその背景(顕と密—空海における顕密概念の形成と玄叡の顕密概念;法身説法;阿字本不生;即身成仏思想;空海と言尽意論)
- 十住心教判と奈良・平安初期仏教(空海の著作に見られる十住心思想の萌芽;三輪・法相に対する位置づけの変化—『二教論』から『十住心論』へ;第八住心・天台宗の位置づけとその到達点;空海の真理観—奈良・平安初期における日本華厳教学との対比から)
- 結論および今後の課題
「BOOKデータベース」 より