家庭のような病院を : 人生の最終章をあったかい空間で
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家庭のような病院を : 人生の最終章をあったかい空間で
文藝春秋, 2008.4
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カテイ ノ ヨウナ ビョウイン オ : ジンセイ ノ サイシュウショウ オ アッタカイ クウカン デ
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Description and Table of Contents
Description
富山県の一隅・砺波市に全く新しい高齢者医療住居が誕生する。在宅でも、病院でもない。家族とゆっくりそのときを迎える空間、ナラティブホーム。そこでは、家族とスタッフと医師が一緒になって、患者の元気なときからの生活史を作成します。ナラティブアルバムと呼ばれる生活史を作ると、スタッフも患者を一人の人格として扱うようになりました。カルテには、高齢者のつぶやきを細大漏らさず記録し、ナラティブシートとして家族に読んでもらいます。第三者にはまったく無意味なつぶやきも、遺族にとってはとても意味のあるものなのです。そして、医師は患者の葬儀にも参列して、経過の報告をします。医師が葬儀に出席する理想の終末期病院の物語。
Table of Contents
- 第1部 ナラティブ—患者と語り合う医療(人は人生の中でいろいろな別れを経験する;ナラティブ;人には尊厳をもって接しなさい?)
- 第2部 やさしさの仕掛け(やさしさは本能ではない;ナラティブアルバム;ナラティブシート;新しい病衣—スッポりん;食事がとれない患者さんの食事;人が安心して死ねる住まい—ナラティブホーム)
- 第3部 終末期の中に見えてくるもの(患者を関係性の中でとらえる;語れない人のナラティブ;死生観)
- 第4部 死を生の延長としてとらえる医療(医療の中の看取り;文化としての看取り;通夜と主治医と死の文化)
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