精神の破壊と復興 : 精神科病棟から日本の未来を

書誌事項

精神の破壊と復興 : 精神科病棟から日本の未来を

栗本藤基著

新葉社, 2008.4

タイトル読み

セイシン ノ ハカイ ト フッコウ : セイシンカ ビョウトウ カラ ニホン ノ ミライ オ

大学図書館所蔵 件 / 12

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

実際に精神科医療の現場で、病棟の改革と患者の自立に取り組んだ筆者自身の手記によるドキュメンタリー。

目次

  • 1 人間精神の復興への闘い 滋賀里病院での実践記録—精神病者の独立と解放に向けて 一九九一年(平成三年)二月〜二〇〇七年(平成十九年)(「病院に火をつけた…」;「お前等は患者を薬漬けにして儲けている、今すぐ中止しなければ皆殺しだ!」;「人生は紙一重」—「どん底」芝居奮戦記(戯曲風);死の寸前、号泣。「親父やお袋に何もして来なかった。何も、何も」と…)
  • 2 精神病棟の「虚構性」 長野県厚生農協連安曇病院での実践記録—岡村昭彦の問いかけと病棟改革 一九七六年(昭和五十一年)〜一九九〇年(平成二年)(「最高裁判所に訴えてやる」—強制入院の現場〜鉄格子の撤去へ;「先生も入ってみたらどうですか」—私の保護室体験十一時間;「もうやりませんからお願いします」—摂食異常の患者になすすべなく振り回される;「門番小僧、黙れ!」と言われて…—私の病棟改革の原点となった患者;「ワッハッハッ」と突然笑い出す—病棟の虚構をつく患者)
  • 3 精神科病棟の目指すもの—現代世界の非人間的要素と闘う拠点へ(現代人の肉体の病、神経、精神の病との闘い—中村天風の思想と方法;現代社会の管理化、自然の破壊、人間の部品化、物質化との闘い—弟正剛の思想;大地から離れた現代人の精神の衰弱との闘い—玉井袈裟男の思想と実践;絶対の「死」を見つめ、人間の自閉性、分裂性、依存性との闘い—吉本伊信の思想と方法としての『内観』;戦争による人間破壊、自然破壊、不正、虚構との闘い—岡村昭彦の思想と実践)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA85856105
  • ISBN
    • 9784882422020
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    飯田
  • ページ数/冊数
    400p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ