復活のヴェヌス
著者
書誌事項
復活のヴェヌス
(ヴェヌスの秘録 / タニス・リー著 ; 柿沼瑛子訳, 4)
産業編集センター, 2007.6
- タイトル別名
-
Venus preserved : il libro dell' Angelo
復活のヴェヌス : 天使の書
- タイトル読み
-
フッカツ ノ ヴェヌス
大学図書館所蔵 件 / 全2件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
ヴェヌスへ向かうサブヴェネリンの中は異様な熱気に満ちていた。オプテックス・ガラスの窓の向こうに、エア・ドームに包まれた“都”があらわれる。歓喜に沸く乗客たちの喧騒をよそに、漆黒の肌のミュージシャン、ピカロの表情は冴えないものだった。その姿はまるで黒炭でつくられた悩める彫像のようだ。「ピカロ、あなたは海の底で死ぬのよ」黄金の瞳の美しい母、シムーンの言葉が何度も思いだされる。—“都”で18世紀に流行った歌が奏でられるというコンサートの日。しかし音楽の始まりとともに、ヴェヌスは壮絶な惨劇の舞台と化したのだった。血にまみれ倒れ重なる人々。当局からは「CXシステムの故障により生じたアクシデント」との説明がなされたが…。水の都ヴェネチアのパラレルワールド“ヴェヌス”で繰り広げられるタニス・リー傑作ロマンティック・ファンタジー「ヴェヌスの秘録」シリーズ衝撃の終幕。
「BOOKデータベース」 より