昭和陸軍の将校運動と政治抗争
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昭和陸軍の将校運動と政治抗争
(歴史学叢書, . 竹山護夫著作集||タケヤマ モリオ チョサクシュウ ; 第4巻)
名著刊行会, 2008.5
- タイトル読み
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ショウワ リクグン ノ ショウコウ ウンドウ ト セイジ コウソウ
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内容説明・目次
内容説明
二・二六事件は、日本近代史上唯一の軍隊による大規模な叛乱であった。著者は、この叛乱事件を、半世紀以上にわたる帝国陸軍の派閥抗争史の最後の最もラディカルな総決算と位置づけ、冒頭の論考で初期青年将校運動から昭和十年七月人事異動までの諸要因を通史的に叙述し、第二論文でその最大の要因である青年将校運動の形成から、北一輝とその著書との接触などを経て軍隊運動へと展開、事件に至る過程を考証し、第三論文でその直接的要因の一つである昭和十年七月陸軍人事異動の真崎教育総監罷免問題を中心に、主として林銑十郎関係文書を使用して究明する。
目次
- 昭和維新をめざして—統制派と皇道派(前史;状況;「皇道派」と「統制派」の抗争)
- 陸軍青年将校運動の展開と挫折—天皇、国家、軍隊、自我の四つの象徴をめぐって(問題;初期青年将校運動;『軍隊運動』の展開;軍による統制;結び)
- 昭和十年七月陸軍人事異動をめぐる政治抗争(軍内の状況の概略;「現状維持派」による軍内の状況の認識;林の陸相就任と課題;林陸相の派閥認識;異動作業時における林陸相に対する人力;林陸相の態度決定;三長官会議)
「BOOKデータベース」 より