不妊 : 赤ちゃんがほしい
著者
書誌事項
不妊 : 赤ちゃんがほしい
(幻冬舎アウトロー文庫, [O-23-7])
幻冬舎, 2007.12
- タイトル読み
-
フニン : アカチャン ガ ホシイ
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注記
「産めない女に価値はない?」(扶桑社 1999年刊)の改題
内容説明・目次
内容説明
「子供がいて当たり前」ではない。日本では10組に1組が子のない夫婦といわれ、そのほとんどが望みながら授からない夫婦である。また、未婚であっても出産を希望し、不妊治療に取りくむ女性も多い。苛酷な治療の実態を追い、人々の本音に迫る渾身のドキュメンタリー。不妊を通して、女性の生き方、生命の尊さについて読者、体験者とともに探る。
目次
- 松村果奈(仮名・28歳)—不妊の自分が欠陥商品みたいな気がして…
- 向井はるか(仮名・34歳)—地方都市の団地では「不妊治療中」は禁句のセリフ
- 大西早紀(仮名・31歳)—気づかずに普通の家族を目指していた自分がいた
- 目黒智子(仮名・34歳)—アメリカで他人の卵子の提供を受けて出産
- 医師インタビュー 諏訪マタニティークリニック院長・根津八紘—医者はまず患者のために治療をするべきだ
- 加藤翠(仮名・43歳)—精子の提供を受けてハーフの子供を産んだシングルマザー
- 「卵子提供・代理母出産情報センター」主宰・鷲見侑紀—アメリカでの不妊治療日本窓口として400人の出産を手がける
- 梨紗子・ジョーンズ(仮名・31歳)—不妊治療を続けながらも養子をもらう決断をする
- 毯子・ロフトン(仮名・34歳)—不妊治療は人の本性を知る人生勉強でもあった
- 須賀晶子(仮名・33歳)—不妊は妻一人では立ち向かえない夫婦二人の問題
- 柴崎友輔(仮名・35歳)、成美(仮名・33歳)—二人でも楽しいけれど、子供がいたらもっと楽しい
- 高橋伸子(仮名・29歳)—原因は自分ではなく、夫の精子無力症にあった
- 藤沢一輝(仮名・32歳)、奈津子(仮名・32歳)—下半身不随の頚椎損傷者でも子供ができる
- 下田舞子(仮名・38歳)—両親と夫の協力のもと、治療の専念して体外受精で出産
- 藤木陽子(仮名・43歳)—子供が欲しいというより、チャンスがなくなるのが怖い
- 太田加奈(仮名・38歳)—6年間に及ぶ不妊治療に自ら幕を下ろす
- 医師インタビュー 新戸塚病院院長・林暁—過剰な不妊治療がもたらす弊害にも目を向けてほしい
「BOOKデータベース」 より