「死体」を読む
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「死体」を読む
(新潮文庫, う-19-1)
新潮社, 2008.6
- タイトル別名
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死体を読む
- タイトル読み
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シタイ オ ヨム
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注記
「「薮の中」の死体」(平成17年刊)の改題
内容説明・目次
内容説明
東京都監察医務院の監察医として、数多くの殺人死体の解剖を手がけてきた著者。その経験に裏打ちされた眼は、迷宮入りの代名詞ともなった芥川龍之介の『薮の中』にさえ、真犯人を発見してしまう。他に、探偵小説の祖・ポーや性の深遠を描いた文豪・谷崎潤一郎などの文学作品、また帝銀事件や下山事件など、未だに歴史上に謎を残す事件死体に挑戦する。
目次
- 序章 現代ミステリーと法医学—森村誠一「精神分析殺人事件」の刺殺事件と、横溝正史の『犬神家の一族』の連続殺人に触発される
- 第1章 あの迷宮入り小説に真犯人がいた—芥川龍之介『薮の中』の刺殺事件を解剖する
- 付録 「薮の中」(芥川龍之介作)
- 第2章 探偵小説の原点とマスコミ報道—ポー『マリー・ロジェエの怪事件』の水死体を探る
- 第3章 文豪が書いた「性」と「死」—谷崎潤一郎『鍵』の性交死を研究する
- 第4章 日本史にみる毒の系譜—松本清張『日本の黒い霧』の毒殺死体に学ぶ
- 第5章 昭和史最大の謎の死体—矢田喜美雄『謀殺 下山事件』の轢死事件に挑む
- 終章 世界最古の法医学書と死者の人権—宋慈『洗冤録』の焼死体を看破する
「BOOKデータベース」 より