悉皆屋康吉
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書誌事項
悉皆屋康吉
(講談社文芸文庫, [ふH3])
講談社, 2008.6
- タイトル読み
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シッカイヤ コウキチ
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注記
年譜・著書目録 久米勲編: p296-316
『舟橋聖一選集』 第2巻 (新潮社, 1969.4) を底本としたもの
内容説明・目次
内容説明
呉服についての便利屋であり、染色の仲介業者でもある「悉皆屋」の康吉は、職人としての良心に徹することで、自らを芸術家と恃むようになる。大衆の消費生活が拡大する大正モダニズム期には、華美で軽佻な嗜好を嫌い、二・二六事件の近づく昭和前期には、時代の黒い影を誰よりも逸早く捉える男でもあった。著者が戦時下に書き継ぎ、芸術的良心を守った昭和文学史上の金字塔と評される名作。
「BOOKデータベース」 より