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橋本治著

集英社, 2008.6

Other Title

La nuit

Title Transcription

ヨル

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Note

欧文タイトル: La nuit

Contents of Works

  • 暮色
  • 灯ともし頃
  • 夜霧
  • 蝋燭
  • 暁闇

Description and Table of Contents

Description

「自分の父親」の見慣れた目の向こうに、自分の知らない「父親という男」の別の顔がある—そのことを考えるのがつらいから、「分からない」という拒絶のままになる(「暮色」)。なぜ泣いているのか、自分でもよく分からなかった。泣けば、問題は解決して、うやむやになってしまうような気がした(「灯ともし頃」)。三年間妻子のところへ帰らなかった。三年たった霧の深い夜、ふらっと一人で帰って来た(「夜霧」)。男が去って行った理由は、分からない。分かりたくはない。分かったとしても、認めたくはない。去って行ったことさえも、認めたくはない(「蝋燭」)。誰も彼もが、「自分の胸の内」だけを見ていた(「暁闇」)。男の心の中には何があったのだろうか?男の「性」と「愛」を描いた橋本文学の新境地。

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Details

  • NCID
    BA86282679
  • ISBN
    • 9784087712445
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    300p
  • Size
    20cm
  • Classification
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