少年・卵
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少年・卵
サンリオ, 1993.6
- タイトル読み
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ショウネン タマゴ
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内容説明・目次
内容説明
彼らがみつめている、奇怪な人物。それは、まだほんの10歳くらいにしか見えない、小さな少年だった。背もたれのない丸椅子にちょこんと座り、両手でひざをかかえている。少年はひどくやせこけ、顔から飛び出さんばかりの大きな目が、長い前髪の下で、異様な輝きを放っていた。なにかの昆虫みたいだ—と鳥子は思った。学園ドラマ風の冒頭から一気に谷山浩子の「迷宮」に突入する書下し長篇ファンタジー。
「BOOKデータベース」 より