聖母のいない国 : the North American novel
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聖母のいない国 : the North American novel
(河出文庫)
河出書房新社, 2008.6
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セイボ ノ イナイ クニ : the North American novel
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参考文献: p295-297
Description and Table of Contents
Description
『風と共に去りぬ』はなぜ大衆文学なのか。『赤毛のアン』に読者が惹かれる理由は。トム・ソーヤーら悪童が愛される文化の問題は。アーヴィングはフェミニストか。“聖母のいない国”アメリカで生まれた小説がはらむ「恋愛」と「真実」をさまざまな視点から読み解いた挑発的文学論。サントリー学芸賞受賞。
Table of Contents
- マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』—『風と共に去りぬ』はなぜ「大衆小説」なのか?
- マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』—グッド・バッド・ボーイの系譜
- アーネスト・ヘミングウェイ『日はまた昇る』—不能であることの希望
- J.D.サリンジャー『フラニーとゾーイー』—サリンジャーを正しく葬り去ること
- メアリー・マッカーシー『グループ』—マッカーシー『グループ』と「真実」の問題
- ナサニエル・ホーソーン『緋文字』—夫の立場から読む姦通の文学
- バーナード・マラマッド『アシスタント』—アメリカ版『レ・ミゼラブル』
- イーディス・ウォートン『エイジ・オヴ・イノセンス』—禁忌なき時代、恋愛小説は死滅する
- ジョン・アーヴィング『サイダーハウス・ルール』—ジョン・アーヴィングはフェミニストか?
- ヘンリー・ジェイムズ『鳩の翼』—悲劇の後生き延びた女はデーモンになる
- ハーマン・ウォーク『ケイン号の叛乱』—勝った戦争のみが若者を成長させる
- ケイト・ミレットとエリカ・ジョング—ヘンリー・ミラーをめぐる二人の女
- ルーシー・モンゴメリ『赤毛のアン』—実現すべき自己などない時
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