帰りなん、いざ
著者
書誌事項
帰りなん、いざ
(新潮文庫, し-35-12)
新潮社, 2008.7
- タイトル別名
-
帰りなんいざ
- タイトル読み
-
カエリナン イザ
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注記
1990年4月講談社より刊行後, 講談社文庫として1993年7月に収録されたもの
内容説明・目次
内容説明
トンネルを抜けると緑濃い山を背景に美しい里が現れた。浅茅が原だ。わたしは民家を借り、しばらくここで暮らすことにしたのだった。よそ者への警戒か、多くの視線を肌で感じる。その日、有力者たる氏家礼次郎、そして娘の紀美子と出会ったことで、眼前に新たな道が開いた。歳月を黒々と宿す廃鉱。木々を吹き抜ける滅びの風。わたしは、静かに胸を焦がす恋があることを知った—。
「BOOKデータベース」 より