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ベンドシニスター

ウラジミール・ナボコフ著 ; 加藤光也訳

(サンリオ文庫)

サンリオ, 1986.11

Other Title

Bend sinister

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ベンド シニスター

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Description and Table of Contents

Description

大学の哲学教師アダム・クルグは最愛の妻オリガを失った。彼のもとには八歳の息子ダヴィットがのこされる。国家は均等主義を旗じるしに総統バドゥクに支配されていた。すべての知の均等配分の名目で、大学もまた危機的な状況に置かれていた。大学当局は、クルグが総統パドゥクと少年時代同じ学校ですごしたことを盾に、この状況を打開しようともくろむ…。独裁政治のもと、その運命をもてあそばれる一人の知識人の生を描いた本書は、ありきたりの寓話小説ではない。カフカ、ジョイスと並び、二十世紀後半の世界文学をリードしたナボコフが、アメリカ亡命後初めて書いた本書は、難解な言語実験と政治的寓意を含みながら、それでも愛について書かれた美しいファンタシーなのだ。

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Details

  • NCID
    BA86479629
  • ISBN
    • 4387861126
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    305p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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