捏造された慶長遣欧使節記 : 間違いだらけの「支倉常長」論考
著者
書誌事項
捏造された慶長遣欧使節記 : 間違いだらけの「支倉常長」論考
雄山閣, 2008.6
- タイトル別名
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慶長遣欧使節記 : 捏造された : 間違いだらけの支倉常長論考
- タイトル読み
-
ネツゾウ サレタ ケイチョウ ケンオウ シセツキ : マチガイダラケ ノ ハセクラ ツネナガ ロンコウ
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注記
参考文献: p259-261
内容説明・目次
内容説明
「慶長遣欧使節」は、本当に“栄光の使節”だったのか?!捏造された歴史、あるいは、美化された史実が、人々に「常識」として、とらえられてしまう事がある。本書は、国宝肖像画の贋作疑惑を検証しつつ、虚構化され、偽造された「支倉常長」論考を糾す。
目次
- 第1章 キリシタン時代の歴史学研究のあり方—慶長遣欧使節研究の必要条件
- 第2章 NHK総合テレビ「その時歴史が動いた」の番組捏造疑惑—古いスペイン語文書の捏造訳による歴史解釈の問題に迫る
- 第3章 慶長遣欧使節関連史料について—「アンジェリス書簡」は使節の真相究明に不可欠
- 第4章 捏造された遣欧使節史—恣意的に史実を捏造し、論争相手に酷評を浴びせる
- 第5章 ローマ・カヴァッツァ伯所蔵の「日本人武士像」は『支倉常長』ではなく『小寺池外記』—制作者は「クロード・ドウルエ」ではなく「アルキータ・リッチ」
- 第6章 使節一行のジェノヴァからマドリードまでの復路—ソテロ書簡および「死者・埋葬台帳」から困窮状態が判明
- 第7章 田中英道氏の著書(A)および(B)に散見される主な誤記—歴史研究には客観的な史料が不可欠
- 第8章 なぜ「栄光の使節」でなければならないのか—使節評価のあるべき姿とは
- 第9章 田中氏の支倉常長関連著書の「書評」—評者による専門的な内容の吟味が不可欠
- 第10章 絵画史料をもとにした歴史評価の問題点—国宝「支倉常長半身像」の科学的調査が不可欠
「BOOKデータベース」 より