兵と農の分離
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兵と農の分離
(日本史リブレット, 84)
山川出版社, 2008.7
- タイトル読み
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ヘイ ト ノウ ノ ブンリ
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
山あいの土地を切り開き、土地に根ざして生きる。このもっとも基本的な暮しの舞台を離れ、兵として戦場に向かい、武士として名声をあげることを夢みる男子たち。甲州の武田家に仕えたい、武士になりたいと願う男子が家をでて、武士団に属していく。他方、先祖の開発した相伝の地と家を守るため、遠征を拒否して農を選択する人びともいる。兵と農の分離は、16世紀の戦乱の世から、17世紀後期にいたる、長い社会変動の過程である。その変動の只中で、人びとはどのような選択を迫られ、またみずからの道を決めるのか。この本では、信濃の山間の村々で繰り広げられた兵と農の分離の様相を詳述することで、社会変動の一端を明らかにしていく。
目次
- 信濃の武将、波合備前とは誰か
- 1 天正から空白の五〇年
- 2 百姓となった原家
- 3 兵と農の分離
- 4 主家と被官・門
- 「武士」への憧れ
「BOOKデータベース」 より