神と仏の風景「こころの道」 : 伊勢の神宮から比叡山延暦寺まで
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神と仏の風景「こころの道」 : 伊勢の神宮から比叡山延暦寺まで
(集英社新書, 0456C)
集英社, 2008.8
- タイトル別名
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神と仏の風景こころの道 : 伊勢の神宮から比叡山延暦寺まで
- タイトル読み
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カミ ト ホトケ ノ フウケイ ココロ ノ ミチ : イセ ノ ジングウ カラ ヒエイザン エンリャクジ マデ
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内容説明・目次
内容説明
仏教伝来から江戸時代まで、私たちの目の前には「神社の中に寺院があり、寺院の中に神社がある」風景が、何の不思議もなく当たり前にあった。たとえば「お伊勢参り」は、神宮に参拝し、道中の多くの寺院にもごく自然に参詣したのである。しかし、明治政府草創期の数々の「神仏分離」政策以降一四〇年、神道界と仏教界は、いわば「不自然」な関係の中におかれた。それが今再び、本来の神仏同座の精神をよみがえらせたのである。特別参拝の伊勢の神宮から比叡山延暦寺まで、紀伊熊野、奈良、京都の世界遺産を含む西国一五〇社寺による「神仏霊場会」の設立と「巡拝の道」の誕生である。この世界的な訴求力をもつ構想の実現に当初から関わった著者が、その誕生までの経緯と背景をつづる。
目次
- 第1章 画期的な「神仏霊場 巡拝の道」の誕生(おおらかな神仏共存と、明治初期の「神仏分離」;「綾戸大明神」の法要、大祭 ほか)
- 第2章 江戸時代の「お伊勢参り」が聖地巡礼のモデル(伊勢参宮の旅は、数百万人の大移動だった;伊勢参宮の旅に四国遍路まで組みこむ ほか)
- 第3章 神と仏の聖地「山岳」の苦行と功徳(天地が共感し、自然が調和する聖地;山岳宗教の一大霊場「熊野三山」 ほか)
- 第4章 自然のうちに共存する「古都」の神と仏(古都に生きた人びとの祈りや願い;神々の原風景は「青山四周」の「美地」である ほか)
「BOOKデータベース」 より