アウトノミーのマルクス主義へ
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アウトノミーのマルクス主義へ
(廣松哲学と主権の現象学, 3)
社会評論社, 2008.7
- タイトル読み
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アウトノミー ノ マルクス シュギ エ
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内容説明・目次
内容説明
前衛主義の破産が告げられた現代においてこそ、マルクスが展望した「政治的規制を端的に廃棄する自律(アウトノミー)」の地平における人間的自由の思想が甦る。1968年世界同時叛乱におけるラディカルな「自主管理」(オートジェスチオン)の思想を継承したコミュニズムの胎動が、21世紀の世界で現実化しはじめた。
目次
- ラディカルな共同性への討究—特異性と共産主義についてのガタリ+ネグリの言説
- 第1部 反前衛主義と自己否定論の復権(一九六八年“自主管理”の思想と反権力主義;レーニン前衛党組織論と反前衛主義;疎外論の限界と自己否定論としての物象化論)
- 第2部 資本主義と物象化—国家批判(資本の専制—賃金奴隷制と資本の労働処分権;資本の物象化とブルジョア・アトミズムの形成—三位一体的範式による階級関係の隠蔽;物象化としての国家とラディカルな共同体の論理)
- 第3部 エントロピー概念とグローバル工業化社会—環境問題と階級意識(原油価格の投機的高騰と地球環境危機;環境問題は資本主義工業化社会そのものの問題である;グローバル工業化社会=環境破壊の諸現象の共通分母 ほか)
- 人間的共同体としてのコミュニズム
「BOOKデータベース」 より