古今和歌集といろは歌 : 唇音mと非唇音nの交替
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古今和歌集といろは歌 : 唇音mと非唇音nの交替
武蔵野書院, 2008.6
- タイトル別名
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Kokinwakashū and Iroha uta : replacement of labial m and non-labial n
- タイトル読み
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コキン ワカシュウ ト イロハウタ : シンオン m ト ヒシンオン n ノ コウタイ
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注記
その他標題は奥付著者紹介による
限定100部
一般参考書: p129-130
内容説明・目次
内容説明
本書は、前著『謎のいろは歌』を脱稿した時点ではまだ着想段階であり書けなかった『古今和歌集』の撥音表記に関する重要な法則性について、延喜時代の言語遊戯という観点から、国語音韻史の立場に立って新たにまとめたものである。これは『古今和歌集』の中に秘められた、これまでに知られていない事実を明らかにするものであり、また、筆者の永年に亘る「いろは歌」研究の過程の中で、前著の中で書きそびれた論点を補うという意味において、画竜点睛の地位を占めるものでもある。
目次
- 第1章 撥音とは(橋本進吉の説;『和英語林集成』の説;『日葡辞書』の撥音表記)
- 第2章 『土左日記』の撥音表記(中田祝夫が取り上げた撥音;中田祝夫が取り上げなかった撥音;よむべ;語頭の鼻音)
- 第3章 『古今和歌集』の本文資料(高野切;元永本、筋切通切本、唐紙巻子本;清輔本;雅経本;定家本)
- 第4章 『古今和歌集』の撥音表記(かにはざくら;くたに、しをに、けにごし、ぜに;ほい、もじ、えぶ;をむな、をうな;むめ、うめ;りうたむの花、りうたうの花)
- 第5章 「いろは歌」と撥音(物部良名の言語遊戯;m、n混同の時代へ)
「BOOKデータベース」 より