悪党芭蕉
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悪党芭蕉
(新潮文庫, 8534,
新潮社, 2008.10
- タイトル読み
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アクトウ バショウ
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内容説明・目次
内容説明
ならず者と遊び人が集った蕉門、美男弟子との衆道関係、あの句にこめられた危険な秘密…いつしか神格化され「求道の人」のアイドルとなった松尾芭蕉。しかしその素顔は、芥川龍之介に「日本の生んだ三百年前の大山師」と言わしめるほど、凄腕の不良だった!「俳聖」を敢えて俗人と同じレベルで再考し、犯罪すれすれのところに成立した俳諧の真の凄味に迫る、画期的芭蕉論。第34回泉鏡花文学賞&第58回読売文学賞W受賞。
目次
- スキャンダル
- 「古池や…」とはなにか
- 「芭蕉」という俳号
- 「作意」を消せるか
- 魔法の目玉
- 「不易」か「流行」か
- 『猿蓑』の怪
- 超簡訳『猿蓑』歌仙
- 獄中俳人・凡兆
- 「次男」の文芸
- 閉関の説 スランプと死神
- 不良俳人・其角
- 『俳諧問答』に難点あり
- 生類憐みの句
- 死後に見よ
- 死出の旅
- 荒れる句会
- 最後の歌仙
- 夢は枯野をかけ廻る
- 蕉門分裂へ
「BOOKデータベース」 より