郡と集落の古代地域史
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書誌事項
郡と集落の古代地域史
(古代史研究叢書, 6)
岩田書院, 2008.9
- タイトル読み
-
グン ト シュウラク ノ コダイ チイキシ
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参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
第1部には、古代の行政区画である郡と郡域の豪族との関連を、主に文献史学の方法によって検討した論考を収めた。検討の対象としたのは、陸奥国南部の諸郡である。地域を統合する豪族の支配を制度化することによって、古代の行政区画である郡が成立したのではないことを明らかにした。第2部には、地域に存在する最も一般的な遺跡であり、多くの発掘調査が蓄積されていろ古代の集落遺跡を、主に考古学的な方法によって検討した論考を集めた。いずれの論考も、福島県郡山市とその周辺地域の遺跡を主な検討対象としており、その多くは古代の行政区画では陸奥国安積郡に属する。地方における政治的な動向や社会のあり方が、古代集落の様相に色濃く反映していることを明らかにした。
目次
- 第1部 郡と古代豪族(古代安積郡の成立;陸奥国磐瀬郡の古代豪族;陸奥国磐城郡司の系譜;会津四郡の成立)
- 第2部 集落の政治性(古代集落の消長と構造;陸奥国安積郡小川郷と東山田遺跡;古代集落としての山田C遺跡;奈良・平安時代集落の諸段階)
「BOOKデータベース」 より