民族とネイション : ナショナリズムという難問
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書誌事項
民族とネイション : ナショナリズムという難問
(岩波新書, 新赤版 1156)
岩波書店, 2008.11
- タイトル別名
-
民族とネイション : ナショナリズムという難問
民族とネーション
- タイトル読み
-
ミンゾク ト ネイション : ナショナリズム トイウ ナンモン
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注記
読書案内: 巻末p1-9
内容説明・目次
内容説明
地域紛争の頻発や排外主義の高まりの中で、「民族」「エスニシティ」「ネイション」「ナショナリズム」などの言葉が飛び交っている。だが、これらの意味や相互の関係は必ずしかも明確ではなく、しばしば混乱を招いている。国民国家の登場から冷戦後までの歴史をたどりながら、複雑な問題群を整理し、ナショナリズムにどう向き合うかを考える。
目次
- 第1章 概念と用語法—一つの整理の試み(エスニシティ・民族・国民;さまざまな「ネイション」観—「民族」と「国民」;ナショナリズム;「民族問題」の捉え方)
- 第2章 「国民国家」の登場(ヨーロッパ—原型の誕生;帝国の再編と諸民族;新大陸—新しいネイションの形;東アジア—西洋の衝撃の中で)
- 第3章 民族自決論とその帰結—世界戦争の衝撃の中で(ナショナリズムの世界的広がり;戦間期の中東欧;実験国家ソ連;植民地の独立—第二次世界大戦後(1);「自立型」社会主義の模索—第二次世界大戦後(2))
- 第4章 冷戦後の世界(新たな問題状況—グローバル化・ボーダレス化の中で;再度の民族自決;歴史問題の再燃)
- 第5章 難問としてのナショナリズム(評価の微妙さ;シヴィック・ナショナリズム?;ナショナリズムを飼いならせるか)
「BOOKデータベース」 より