近代中国における民俗学の系譜 : 国民・民衆・知識人

書誌事項

近代中国における民俗学の系譜 : 国民・民衆・知識人

子安加余子著

御茶の水書房, 2008.11

タイトル別名

近代中国における民俗学の系譜 : 国民民衆知識人

タイトル読み

キンダイ チュウゴク ニ オケル ミンゾクガク ノ ケイフ : コクミン ミンシュウ チシキジン

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注記

博士論文「近代中国における民俗学研究 -- 周作人、江紹原、顧頡剛の民俗学研究の検討を通じて」 (お茶の水女子大学, 2006年) に基づき、加筆修正および増補を行ったもの

折り込図1枚

主要参考文献一覧: 巻末p34-46

内容説明・目次

内容説明

20世紀初頭のパラダイム転換期の中国知識人と民衆。19世紀末に生まれ、中国民俗学運動に参画した中国知識人、周作人(文学)・顧頡剛(歴史学)・江紹原(宗教学)。それぞれに西洋の学問に通じていた三人の代表的著作や雑誌媒体から、西洋起源の民俗学の中国での発展を整理し、また、かれらにとっての「民衆」の意味を探る。

目次

  • 序章(国民と風俗;先行研究 ほか)
  • 第1章 中国民俗学(ヨーロッパにおける民俗学—二つの系譜;北京大学—歌謡の収集と風俗調査会 ほか)
  • 第2章 周作人—国民文学形成の挫折と、「民衆」への視座の獲得(国民文学と「心声」;『歌謡』での取り組み ほか)
  • 第3章 江紹原—迷信研究(民俗学研究の出発点;「礼部文件」から迷信研究へ ほか)
  • 第4章 顧頡剛—歴史学者の取り組み(民衆文化としての歌謡観;「孟姜女故事」研究 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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