銀のみち一条
著者
書誌事項
銀のみち一条
新潮社, 2008.11
- 上巻
- 下巻
- タイトル読み
-
ギン ノ ミチ イチジョウ
大学図書館所蔵 件 / 全15件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: 下巻p316
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上巻 ISBN 9784103737117
内容説明
但馬国と播磨国を分ける山の分水嶺に位置し、千二百年もの間、日本に銀をもたらし富を与えた生野銀山。明治半ば、その町に生まれ合わせた女たち、男たち。東京帰りのハイカラ女学生・咲耶子。町いちばんの美貌の芸妓・芳野。そしてまっすぐな心ばえの女中・志真。彼女たちの瞳の先にいたのは、雷太という数奇な生いたちの、銀山一の坑夫だった—。明治の女たちの葛藤や哀しみを圧倒的な筆致で描き出す恋愛長篇。
- 巻冊次
-
下巻 ISBN 9784103737124
内容説明
常に死と隣り合わせの暗く冷たい銀山の地底で、恵まれた体躯を元手に鉱山一の稼ぎをあげてきた雷太を襲った忌まわしい暴力。旧制度を守ろうとする部屋主たちと職人肌の坑夫たちの対立。幼馴染みの芳野の気高い想いと、ひたむきな志真の求めたささやかな幸せ。そして…すべてを失った雷太が、真っ暗闇の中から見つけ出したひとすじの道は—。古い体制の中で懸命にあがきながら生きた明治の人々を描く傑作長篇。
「BOOKデータベース」 より