『源氏物語』の京都を歩く
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『源氏物語』の京都を歩く
(PHP新書, 567)
PHP研究所, 2008.12
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源氏物語の京都を歩く
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ゲンジ モノガタリ ノ キョウト オ アルク
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Note
文献: p361-362
監修: 山折哲雄
Description and Table of Contents
Description
千年にわたって読みつがれ、今なお人びとの心を揺さぶる『源氏物語』。その主人公、光源氏や女人たちが見た平安の都の場景とは—。本書は五十四巻からなる長編のあらすじを丁寧に紹介しながら、ゆかりの寺社、庭園、風物を訪ね歩く。若き源氏が暮らした京都御所をはじめ、空蝉、夕顔、紫の上、玉鬘といった女たちとの逢瀬の場となった洛中、東山、北山、嵯峨野の名所へ…。小路から大橋、河畔、山々に至るまで、京都の風光には『物語』の気配が溶け込んでいる。カラー写真も揃え王朝絵巻が甦る源氏紀行の決定版。
Table of Contents
- 『源氏物語』の場景を訪ねる前に
- 第1章 冒頭巻の「桐壷」から「帚木」「空蝉」「夕顔」を読む(『物語』の時代背景と「京都御所」;若き源氏の恋と「京都御苑」周辺;源氏の女人彷徨と東山山ろくの寺社)
- 第2章 幼妻をえる「若紫」から失意の「須磨」「明石」までを読む(紫の君の登場と洛北の山寺;危険な情愛に溺れる若き源氏;源氏の光と影を映す洛外の地;『源氏物語』はどのように執筆されたのか;流離生活を余儀なくされる源氏の君)
- 第3章 復権の「澪標」から華麗な六条院の巻と「玉鬘十帖」を読む(政権に復活して権門家への道を歩む;『物語』の主人公が源氏の次世代に;「玉鬘十帖」にみる源氏の変容;華麗な六条院での愛の暮らし;玉鬘に悩まされる男君と女君)
- 第4章 『物語』の白眉「若菜上下」から次世代の巻と源氏の終末を読む(『物語』の最長編となる「若菜」の上下巻;「盈つれば虧くる」—たちこめる暗雲;光源氏の長大な物語の終焉)
- 終章 三世代目の巻々と「宇治十帖」の男女を読む(源氏亡きあと『物語』はなにを描く;宇治十帖と宇治の風光)
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