地球の目線 : 環境文明の日本ビジョン
著者
書誌事項
地球の目線 : 環境文明の日本ビジョン
(PHP新書, 570)
PHP研究所, 2008.12
- タイトル読み
-
チキュウ ノ メセン : カンキョウ ブンメイ ノ ニホン ビジョン
大学図書館所蔵 件 / 全69件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
『Voice』誌08年3月号に掲載された論文「地球文明への条件」および同6月号「脱・石油文明への青写真」を基に加筆したもの(最後の安藤忠雄氏との対談は、同2月号の掲載)
内容説明・目次
内容説明
いま日本は、失業や医療・年金問題よりはるかに根本的なセーフティーネットを欠いている、と本書は問いかける。たとえば、日本はいま石油を輸入するだけで年間24兆円も使っている。これは自動車・鉄鋼・電気製品など日本の主な工業製品の輸出総額に匹敵する。世界が自然エネルギーに急速に移行し、“エネルギーがタダになる時代”が到来しつつあるのに、日本は石油依存から脱するシナリオが描かれていない。早ければ2012年には到来する「ピークオイル」(石油高騰)で日本が受けるダメージは欧米の比ではないだろう。もちろん日本の食糧の自給率も小麦や大豆など主要食品は1割以下で、食糧危機に対してとても「脆弱」だ。また海面上昇についても、東京などは20〜30年以内に湾岸や東部ゼロメートル地帯は1階部分が浸水する可能性も考慮して都市計画をリセットする必要がある。川を下る自分の舟が滝つぼに落ちるかもしれない時に、舟に入り込んだ水を一生懸命かき出しているような現在の政治状況—。それを超えて、日本と地球をリデザインする大胆な道を提言する。
目次
- 序章 “地球目線”で未来をデザインする
- 第1章 この星には本来エネルギー問題など存在しない!
- 第2章 気候変動の真のリスクは私たちの内部に
- 第3章 二十一世紀のワールドゲーム
- 第4章 変動する地球との共生
- 第5章 地球の感覚神経系をデザインする
- 第6章 新たな人間の発見
- 対談 地球のための東京オリンピック2016(安藤忠雄×竹村真一)
「BOOKデータベース」 より