上海にて
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上海にて
(集英社文庫)
集英社, 2008.10
- タイトル読み
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シャンハイ ニテ
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内容説明・目次
内容説明
1945年3月。東京大空襲の後、日本の敗色濃いにもかかわらず、上海に渡った青年がいた。堀田善衛、27歳。彼はこの国際都市で祖国の敗戦を経験する。国民党に徴用されて、その後1年ほどを上海で過ごした彼が見たものとは—。国民党の腐敗、勃興する共産党。迫り来る内戦、そして革命。本書は10年後に上海を再訪した著者が透徹した視座で上海と中国とを語る、紀行エッセイの歴史的名作である。
目次
- 上海にて(回想・特務機関;戦争と哲学;町の名の歴史;忘れることと忘れられないこと;再び忘れることと忘れられないことについて;「冒険家的楽園」;たとえばサッスーン卿という男について;町あるき;異民族交渉について;魯迅の刃か;暴動と流行歌;王孝和という労働者;自殺する文学者と殺される文学者;様々な日本人;死刑執行;腰巻き横町・裂け目横町;血の雨横町)
- 惨勝・解放・基本建設(惨勝とはなにか;解放ということ;基本建設・未来・歴史)
「BOOKデータベース」 より