本覚坊遺文
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本覚坊遺文
(講談社文芸文庫, [いH4])
講談社, 2009.1
- タイトル読み
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ホンカクボウ イブン
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注記
年譜(曾根博義編): p211-222
著書目録(曾根博義作成): p223-233
『井上靖全集』(1997.2 新潮社刊)を底本としたもの
内容説明・目次
内容説明
師千利休は何故太閤様より死を賜り、一言の申し開きもせず従容と死に赴いたのか?弟子の本覚坊は、師の縁の人々を尋ね語らい、又冷え枯れた磧の道を行く師に夢の中でまみえる。本覚坊の手記の形で利休自刃の謎に迫り、狭い茶室で命を突きつけあう乱世の侘茶に、死をも貫徹する芸術精神を描く。文化勲章はじめ現世の名誉を得た晩年にあって、なお已み難い作家精神の輝きを示した名作。日本文学大賞受賞作。
「BOOKデータベース」 より