詞論の成立と発展 : 張炎を中心として
著者
書誌事項
詞論の成立と発展 : 張炎を中心として
東方書店, 2008.12
- タイトル別名
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張炎『詞源』研究
- タイトル読み
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シロン ノ セイリツ ト ハッテン : チョウ エン オ チュウシン トシテ
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注記
本論は、博士論文「張炎『詞源』研究」(奈良女子大学, 1999年)をもとにしたもの
p[237]-256: 付論1「李清照像の変遷 - 二度の結婚をめぐって」
p[257]-285: 付論2「王昭君考 - 古典にみる漢族女性の形象」
巻末p1-7: 書名・詞牌・詩題索引
巻末p8-14: 人名索引
収録内容
- 付論1: 李清照像の変遷 : 二度の結婚をめぐって
- 付論2: 王昭君考 : 古典にみる漢族女性の形象
内容説明・目次
内容説明
中国文学史上、唐詩、元曲と併称される宋詞。六朝以降、詞の評論が盛んになったように、「詞」に対する評論も宋代から盛んに行われるようになった。宋末元初に成った「詞論」の集大成ともいえる張炎の『詞源』の分析を通して、詞という表現様式の特徴を明らかにし、詞が盛んだった宋代、とくに南宋の文人たちの精神世界を映し出し、その後、詞がどのように受け継がれていったのかを考察する。
目次
- 序章 詞論の成立
- 第1章 『詞源』と『楽府指迷』
- 第2章 『詞源』の構成をめぐって
- 第3章 清空説の検討
- 第4章 詠物の文学
- 第5章 抒情の表現
- 第6章 姜〓(き)の楽論と南宋末の詞楽
- 第7章 『詞源』諸本について
- 第8章 文芸論にみる張炎詞論の受容
- 付論(李清照像の変遷—二度の結婚をめぐって;王昭君考—古典にみる漢族女性の形象)
「BOOKデータベース」 より