バラバラ殺人の文明論 : 家族崩壊というポップカルチャー

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バラバラ殺人の文明論 : 家族崩壊というポップカルチャー

佐藤健志著

PHP研究所, 2009.1

タイトル読み

バラバラ サツジン ノ ブンメイロン : カゾク ホウカイ ト イウ ポップ カルチャー

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初出一覧: 巻末

内容説明・目次

内容説明

2006年12月、東京・渋谷の歯科医師一家で、浪人中の兄が短大生の妹を殺害、遺体をバラバラにする事件が起きた。これは「特殊な家庭の異常な出来事」なのか?それとも、現代日本における家族崩壊を端的に表しているのか?ポップカルチャーで「子殺し」や「子供同士の殺し合い」が流行るのはなぜか?ひとりの娘の悲劇の背後に、文明論的な構造がひそむこともある。戦後、いや明治いらいのわが国の道のりを検証しつつ、その構造を浮き彫りにすることで、未来への展望を指し示す。

目次

  • 時代が切り裂かれるとき
  • 崩れゆく「家」と「国」—バラバラ殺人の文明論
  • 親に食われる若者たち—わが国に世代交代はあるか
  • 保守なき国に男女なし—時間と性の政治学
  • 図式さえも持てない人間—本格保守の必要を論ず
  • 妖怪映画と家族再生—保守には「闇」が必要だ
  • バラバラ殺人と歴史認識—武藤亜澄が「富江」になるとき
  • 論理性なき者の自己嫌悪—本格保守の必要を再論する
  • 「ラディカリズム保守」のすすめ—親の墓に唾をかけろ
  • 近代化と「父」の分裂—保守派が伝統を僧むとき〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA8861612X
  • ISBN
    • 9784569702704
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    289p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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