軍事技術覇権と日本の防衛 : 標準化による米国の攻勢

書誌事項

軍事技術覇権と日本の防衛 : 標準化による米国の攻勢

松村昌廣著

芦書房, 2008.12

タイトル別名

Military techno‐hegemony and Japan's defense : US' offensives through standardization

タイトル読み

グンジ ギジュツ ハケン ト ニホン ノ ボウエイ : ヒョウジュンカ ニヨル ベイコク ノ コウセイ

注記

文献あり

内容説明・目次

内容説明

米国が軍事覇権を将来にわたって維持・強化するためには同盟国との軍事協力が不可欠で、指揮統制のために高い相互運用性と軍事技術の標準化が必要となり、どこまで米国の兵器、技術、情報を同盟国に与えるかが問題となる。日本は米国の攻勢に対していかなる選択肢を持ち、どう対処すべきか。

目次

  • 第1部 軍事産業の構造転換(米国—急激な縮小・再編成;欧州—米国の攻勢と防御的な縮小・再編成;日本—変化しない産業構造)
  • 第2部 軍事技術研究・開発の焦点(急増する米国の国防研究費の隠れた狙い;9・11以後の米国の科学技術政策—戦略なき日本の漂流)
  • 第3部 軍事技術移転の実態(日米イージス艦共同開発の限界—軍事技術譲渡に消極的な米国;イージス・システム日米研究の舞台裏—アーミテージ氏の政権離脱が落とす影)
  • 第4部 相互運用性・標準化の政治—制度と日本の選択肢(米国の軍事技術移転管理体制—審査・移転実務メカニズムと日本の選択肢;アングロサクソン五カ国同盟における軍事協力・協働関係—相互運用性・標準化の政治と日本の安全保障戦略へのインプリケーション)
  • 第5部 相互運用性・標準化の政治—新たな動向と日本の選択肢(国際民間組織NCOIC—官民協働で軍事覇権を強化する米国;多国間相互運用性協議会(MIC)への日本の加盟—正規加盟国の要件、応募手続き、主たる障害及びその克服策)

「BOOKデータベース」 より

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