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異形にされた人たち

塩見鮮一郎著

(河出文庫)

河出書房新社, 2009.1

タイトル読み

イギョウ ニ サレタ ヒト タチ

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内容説明・目次

内容説明

差別・被差別問題に関心を持つとき、必ず避けて通れない「異形」視された人たちに関する考察・研究をここにそろえる。貧民窟、サンカ、弾左衛門、乞食、別所、東光寺、俘囚、山哉『特殊部落の研究』…。四民平等で、かつて差別された人々は忘れ去られたが、近代の目はかれらを「異形の人」として、「再発見」するのである。

目次

  • 異形にされた人たち—「四民平等」の逆説
  • 山窩はなぜ興味をそそったか—近代史における「サンカ」の記憶
  • 虚構としての山窩—鷹野弥三郎『山窩の生活』をめぐって
  • コトリとサンカ—なぜ今またサンカなのか
  • 弾左衛門の読み方—たかが解放令一片か
  • 新聞事始—朝野新聞連載「徳川制度」について
  • 乞食への哀感—石角春之助『乞食裏譚』について
  • 賎民史のインデックス—浩瀚『日本奴隷史』について
  • 五百年前の東京—江戸城は「別所」の跡か
  • 別所と東光寺の魅力—エミシの俘囚の配流地
  • 起源論の水準—菊池山哉『特殊部落の研究』をめぐって
  • 差別と天皇—農民の王から文化の玉へ

「BOOKデータベース」 より

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