絶頂美術館 : 名画に描かれた愛と情熱のクライマックス
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書誌事項
絶頂美術館 : 名画に描かれた愛と情熱のクライマックス
マガジンハウス, 2008.12
- タイトル別名
-
Museum of ecstasy
- タイトル読み
-
ゼッチョウ ビジュツカン : メイガ ニ エガカレタ アイ ト ジョウネツ ノ クライマックス
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
“ヴィーナスのそり返る足指の謎”“涙の古代ギリシア美少年ヌード”“裸のマハの濡れた瞳の秘密とは”絵画の謎解きブームの仕掛け人が贈る名画鑑賞術。恍惚や絶頂感の表現を美術史に散策しながら、その作品を生んだ時代の魂や作者の精神の一端に触れる試みである。
目次
- 足指のひそやかな物語—オルセー美術館の甘美なるヴィーナスからはじまる、華麗なるサロン絵画への招待
- 絶頂のアカデミズム—パリ芸術界の女王となった高級娼婦の官能のボディラインが物語る、西洋美術「眠れる美女」の系譜
- 古代ヌードのくびれ効果—ハリウッド映画が今なおイメージ源にする古代ブーム美術に、自分をデザインする方法を学ぶ
- 新古典主義のトルコ風呂—ルーヴル自慢の近代ヌードの古典は、ヨーロッパ美術にひそむ東方ハーレム願望をあぶり出す
- 接吻するエクスタシー—愛の神クピドが恋に落ち、女神ヴィーナスも嫉妬したという美少女を描く近代彫刻の名品
- 涙の美少年ヌード—革命に命を捧げた少年兵は、なぜ全裸で描かれなくてはならなかったのか
- 無敵のギリシア同性愛軍団—敵将をも涙させたという、勇猛果敢な古代ギリシア神聖部隊の死に至る愛の絆
- ヌードの虐殺—理想と冒険に身を投じた英国ロマン派詩人バイロンに託して、ドラクロワが描く激情の裸身たち
- 戦うレズビアン絵画—ナポレオン三世と戦った反逆の画家が描く「男性不要」の官能が意味するもの
- 挑発のカメラ目線—画面から絵を見る者を見返すヌードが巻き起こした、近代絵画最大のスキャンダル
- ファム・ファタルの恍惚—男にもてあそばれる悲劇のヒロインが、男をもてあそぶ「宿命の女」に変身する時
- 禁断のマハの瞳—厳格なカソリック道徳の支配下、ひそかに描かれた禁断の裸体が現代に問いかけるもの
「BOOKデータベース」 より