ハスティーン・クラー : ナバホ最高のメディスンマン・砂絵師の物語
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書誌事項
ハスティーン・クラー : ナバホ最高のメディスンマン・砂絵師の物語
生活書院, 2008.12
- タイトル別名
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ハスティーンクラー : ナバホ最高のメディスンマン砂絵師の物語
Hosteen Klah
- タイトル読み
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ハスティーン・クラー : ナバホ サイコウ ノ メディスンマン・スナエシ ノ モノガタリ
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注記
参考文献一覧: p12
関連年表: p316-320
内容説明・目次
内容説明
アメリカ南西部ナバホ—リオ・グランデ川とコロラド川のあいだに広がるその広大な一帯は、遙か昔から先住民が生を営む荒野であり、「大地の支配者」と呼ばれたナバホの民が君臨する聖なる地であった。他の部族との絶え間ない緊張や入植者・合衆国軍による侵攻、強制移住、干ばつ、そして共生への模索—ナバホ民族は、傑出した酋長であるナーボナのもとでその苛烈な歴史を歩んでいく。本書の主人公であるハスティーン・クラーは、ナーボナの曾孫として生まれ、やがて史上最高のメディスンマン(呪医)として全米にその名を馳せた人物である。彼こそが、複雑かつ独特なナバホの神話世界を完璧に継承した最後の人物であった。象徴的な砂絵を描き、降霊した神々と語らい、薬草を処方して人々を癒し導く—超越的な力を駆使して儀式を執り行なう「メディスンマン」とは、一体何者なのか。そのすべてを知る賢者として、クラーはいかなる人生を経験したのか。ナバホ族から揺るぎない信頼を得た白人女性であり、驚異的な記憶力により儀式の砂絵を水彩画として残した筆者が本書に記したこと。それは、クラー一族の四代にわたる「困難に満ちた迫害や隷属、さらに飢餓寸前にまで陥った英雄的ともいえる自己抑制の日々」の物語である。
目次
- 1 ナーボナ酋長(ナーボナ、酋長になる;守りの戦法;大地の支配者 ほか)
- 2 グランマ・クラー(少女時代;ボスケ・レドンド—長い旅;故郷と家族)
- 3 ハスティーン・クラー(ニーヤチェイでの少年時代;アパッチ族の叔父との生活;メディスンマンの教育 ほか)
「BOOKデータベース」 より