台風の眼
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台風の眼
(講談社文芸文庫, [ひA4])
講談社, 2009.2
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タイフウ ノ メ
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Note
本書は、1997年2月新潮文庫刊『台風の眼』を底本とし、振りがなを適宜加減したもの
年譜: p329-341
著書目録: p342-345
Description and Table of Contents
Description
悪性腫瘍の手術後、作家は最後になるかもしれない小説を書きはじめる。自分が確かに生きていたと思える、記憶に深く刻み込まれた情景をつなぎとめながら。世界というものをふいに感じた四歳の頃の東京・赤坂、小学時代を過ごした植民地・朝鮮の田舎町、京城の中学時代、焼跡の中の旧制高校、特派員として赴いたソウル、そしてサイゴン。自伝と小説の間を往還するように描かれた、新しい試み。
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