ドイツ市民悲劇とジェンダー : 啓蒙時代の「自己形成」

書誌事項

ドイツ市民悲劇とジェンダー : 啓蒙時代の「自己形成」

菅利恵著

彩流社, 2009.2

タイトル別名

ドイツ市民悲劇とジェンダー : 啓蒙時代の自己形成

タイトル読み

ドイツ シミン ヒゲキ ト ジェンダー : ケイモウ ジダイ ノ 「ジコ ケイセイ」

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注記

文献一覧: 巻末p9-26

劇作品年表: 巻末p28-29

内容説明・目次

内容説明

18世紀半ば、ドイツ語圏に登場した「市民悲劇」—従来の精神史、ジェンダー史の中で見落とされてきた過去の時代の声。「自己形成」の道のりでつまづく娘たち、息子たち…「家庭崩壊」のドラマに男女のアイデンティティ構築をめぐる問題を読み取り、「近代市民社会」形成の過程をとらえなおす。「家族」、「成長への志向」、「ジェンダー」、「未熟さ」—4つのキーワードのもとに40あまりの劇作品を視野に収める。

目次

  • 序章
  • 第1章 市民悲劇—新しい言説空間の登場
  • 第2章 啓蒙時代における自己形成—家族を基盤とした自己像
  • 第3章 「父親」から「息子」へ—男性像に込められた自己形成の問題とその変化
  • 第4章 「娘」か「恋人」か—女性像を通して語られる自己形成の不可能性
  • 第5章 「成長への志向」がもたらすひずみ—レンツの劇作品にみる教育批判のまなざし
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

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