戦後台湾教育とナショナル・アイデンティティ
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書誌事項
戦後台湾教育とナショナル・アイデンティティ
東信堂, 2009.2
- タイトル別名
-
戦後台湾教育とナショナルアイデンティティ
- タイトル読み
-
センゴ タイワン キョウイク ト ナショナル アイデンティティ
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注記
博士論文「戦後台湾における教育と『国家認同』 -- 国民中学の公民教育にみる変化と不変 -- 」 (東京外国語大学) を加筆修正したもの
参考資料: p[239]-255
参考文献リスト: p[257]-278
内容説明・目次
内容説明
個人を国家共同体の成員として政治的・文化的に社会化することは、近代学校教育の主要な目的の一つである。戦後台湾の教育には、この個人の「国民化」が極めて端的に現れている。中華民国を中国全土の唯一正統な国家とする国是に基づく従来の「中国」化教育から、最近の台湾の主体性を顕著に示す「本土化」教育まで、歴史の変遷を反映した戦後台湾教育を、公民教育を中心に精細に分析・考察し、近代教育の一特性を明確に浮彫りにした労作。
目次
- 序章 本書の研究視角
- 第1章 本書の分析枠組み
- 第2章 九年国民教育政策と国定教科書制度の成立
- 第3章 権威主義体制下における公民教育の「中国」化
- 第4章 民主化・自由化時代の教育改革と公民教育
- 第5章 台湾における教育の「本土化」と「国家認同」
- 終章 台湾教育の課題と展望—変化と不変の政治社会学
「BOOKデータベース」 より